相談時の状況(40代・女性)
コロナ禍の中、社長の方針と現場のやり方の齟齬により仕事が回らなくなり、大声で怒鳴られる日々が続きました。状況が分からない中でクレーム対応をしている内に気分がひどく落ち込むようになりました。心療内科を受診したところ、うつ病と診断され休職しましたが、その間も動悸、不安、不眠、眩暈等の症状が続き、復職することができないまま退職することになりました。他人と関わることが億劫になり、1日中部屋の中に引きこもるようになりました。親の介護を続けなければならないこともあり、今後の生活のことを考えて障害年金のご相談に見えました。
社労士による見解
仕事を辞めてからはずっと自宅に引きこもり、家族の援助を受けて生活していました。嫌な思い出がフラッシュバックしてくると涙が止まらなくなるなど、感情コントロールもできておらず、日常生活の多くの場面で支障を生じていました。働かなければいけないという気持ちはあるものの、働くことができない状態が続いていました。初診日を調査したところ、現在通っている病院よりも前に通った病院がありましたが、現在の病院に通うまでの間隔が5年以上空いていたため、社会的治癒に該当すると判断して、障害厚生年金の認定日請求を行うことにしました。
結果
障害厚生金3級に認められ、60万円受給することができました。