相談時の状況(20代・男性)
勤めていた会社で飲食業を展開することになり、部署移動になりました。未経験の職種で要領が掴めず、仕事内容も合っていませんでした。イライラしている上司からパワハラのような叱咤が続き、病院を受診すると適応障害と診断されました。傷病手当金をもらって休職しましたが、体調が改善しないため退職しました。会社を辞めた解放感から新しい仕事を見つけましたが、上司の口調が威圧的だと感じたときに過去のパワハラを思い出し、仕事に行けなくなってしまいました。なんとか仕事を続けようと正社員から短時間のパートタイムに切り替えましたが、仕事に行けない日が多くなってきました。障害年金が受給できるかどうか相談にみえました。
社労士による見解
相談時はほとんど仕事に行けていませんでした。過去のパワハラがトラウマとなり、他者と関わって働くことに抵抗がある様でした。日常生活はなんとか行えていましたが、労働に支障があるため年金の受給ができると判断し、認定日に遡って請求しました。
結果
障害厚生年金3級に認められ、年額約73万円と遡及額68万円を受給することができました。