相談時の状況(50代・女性)
休日に自宅で休んでいると、急に身体に力が入らなくなり異変を感じました。
隣家にいるご両親を呼びに行くことが出来ず、携帯電話で救急車を呼びました。ドクターヘリにて治療の出来る病院に搬送され脳梗塞と診断されました。
即日入院となり治療を受け、その後リハビリ治療も受けましたが右手足に麻痺が残ってしまいました。その後、復職して働き出しましたが、記憶力の低下などの症状がありました。
障害者雇用で収入が減ってしまうため、障害年金の請求をしたいと思い相談にみえました。
社労士による見解
右半身の不自由さに加えて、短期記憶が出来ないことなどから障害年金の受給ができると思いました。
障害者雇用で収入が減ってしまう分を障害年金で補てんして頂きたいと思いました。
受任してから請求までに行ったこと
記憶力の低下など高次脳機能障害の症状があることは分かっていましたが、受診がなかったため病院での受診と検査を勧めました。
関連病院にて検査をするように手配してもらい、肢体の診断書に加えて精神の診断書作成も依頼しました。
結果
障害厚生年金の3級に認められ、無事に受給することができました。
コメント
今回の請求者は、脳梗塞が原因で右上下肢の麻痺による運動障害が残っていました。
軽作業を短時間で働く予定でしたが収入の面で不安があり、生活費の補てんには障害年金が必要な方でした。障害年金が受給できたことにより安定した生活を送っていただけるようになり良かったです。