統合失調症により障害基礎年金2級をもらったケース

相談時の状況(30代・女性)

18歳の頃から耳元でぼそぼそと自分の悪口を言う声が聞こえるようになりました。

心配した母親に連れられ病院を受診すると統合失調症と診断されました。

薬をもらって通院していましたが徐々に症状悪化していき、大学も行けなくなってしまいました。

耳元でぼそぼそという声が聞こえると何もできなくなり、誰かに支配されているきがしました。

支離滅裂のことを話すようになり、表情もなく身の回りのこともできない状態で支援事業所の方と一緒に相談にみえました。

社労士による見解

聞き取りをしている時も幻聴がある様子でした。

会話がスムーズにできない様子でした。

被害妄想や独り言、幻聴があり、身の回りのことができていないことから障害年金が請求できる状態と判断しました。

受任してから請求までに行ったこと

20歳の障害認定日の頃の症状もかなり重い様子だったので認定日請求で準備をしました。

病院にカルテがあり認定日の診断書を書いてもらうことができました。

10年以上前に遡って請求するため5年以上前は時効がある旨をしっかりと説明しました。

診断書には「労務不能、作業所への通所もできない」とあり日常生活能力は(4)でした。

結果

障害基礎年金の2級に認められ、障害認定日に遡って受給することができました。

統合失調症の症状としては、被害妄想や幻覚(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などの感覚異常)などがあり、表情が硬くなり感情が乏しくなります。

この病気は100人に1人が発症すると言われている比較的身近な病気です。

発症年齢は男性が10歳~25歳、女性は25歳~35歳と男性の方が 発症年齢が低いと言われています。

発症すると人を避ける傾向になるので、障害年金の請求にはご家族様や支援事業所の方のサポートが必要となります。

今回の請求でも、ご家族様と支援事業所にご協力頂き無事に受給することができました。

本当に有り難うございました。

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