相談時の状況(40代・女性)
仕事中の緊張がひどく働くことができなくなってしまいました。
自分は他人と何か違うと感じていたこともあり精神科を受診するとうつ病と診断されました。
診断が違く気がして他院を受診しましたがそこでもやはりうつ病と診断されましたが、自分でネットなどを調べ発達障害ではないかと疑っていたため、思い切って発達障害で有名な病院を受診して検査を受けると発達障害と診断されました。
アルバイトをしても自分の感情がコントロールでできず、人に気を使うことができず、こだわりが強くどこも長続きしませんでした。
洗濯や食事、掃除、片付けもできず家事にも支障があり相談にみえました。
社労士による見解
ご自身で症状をよく理解されていましたが、他人とのコミュニケーションが苦手でこだわりが強いため労働や日常生活に大きな支障がある様子でした。
ご主人様から聞き取りした内容から障害年金2級相当に該当すると思いました。
受任してから請求までに行ったこと
幼少の頃からの家庭での様子や学校生活での様子を聞き取り、病歴を整理しました。10年以上前の受診でしたがカルテが残っていました。
広汎性発達障害によってどのように日常生活に支障があるかが分かるように診断書の作成を依頼してもらえました。
結果
障害基礎年金の2級に認められました。
発達障害で障害年金の審査を受ける場合には、知能指数が高くても対人関係や意思疎通を円滑に行うことができないなど日常生活能力が低いなどが考慮されます。
また、臭気や光、音、気温などの感覚過敏があり、そのために日常生活に制限が認められるなども考慮されます。
診断書は病歴申立書にそれらが記載されているかどうかで受給の可否が決まってしまいます。
障害年金の請求が不安な方は専門家にご相談下さい。