相談時の状況(60代・女性)
67歳で寝たきりになっているお母さまのことで娘さんが相談にみえました。お母様は58歳の時に脳出血で倒れてしまいその後はベッドに寝た切りの状態で生活されていましたが、障害年金のことを知らずに請求をしてありませんでした。
社労士による見解
67歳で遺族年金と老齢年金を併給してもらっていましたが、認定日の時の障害の状態から認定日にさかのぼって請求が可能だと思いました。障害年金を受給することで少しでも医療費の足しにしていただきたいと思いました。
受任してから請求までに行ったこと
認定日請求ですが、時効があるため早急に請求する必要があると思いました。遺族年金と老齢年金を受給していたため有利になる年金を選択する手続きも必要でした。
結果
障害基礎年金の1級に認められました。受給が決定し始めて障害年金が支給された月にお亡くなりになってしまいました。 本当に残念でした。
障害年金は請求しないともらえません。当たり前のことのようですが障害を負ってしまっている方の中には障害年金をもらえることを知らない人がたくさんいます。
また、障害年金を請求しようとしても制度が複雑で請求に時間が掛かってしまったり、諦めてしまうこともあります。
病院の医師やケースワーカ―さんに勧められて相談に見える方もいらっしゃいますが、何年通院しても何も教えてもらえなかったということもあります。障害年金をもらい忘れることがないように障害年金の制度がもっともっと身近になるように活動していきたいと思います。