相談時の状況(30代・男性)
15歳で父親を亡くしてから不安になると軽いパニックになりましたが、20歳頃に突然不安が強くなり、外出することも人に会うこともできなくなり病院を受診すると、不安障害と診断されました。
その後、症状が安定して仕事を始めると倦怠感などの症状が出始め仕事に行けなくなってしまいました。その後はアルバイトをしたり自宅で療養しながら生活していましたが、徐々に症状が悪化してしまい相談の電話が掛かりました。
社労士による見解
外出ができないため、当センターで対面の相談ができませんでした。
お電話で日常生活の様子を聞き取り障害年金が請求できると思いました。
傷病名が不安障害だけだと請求が難しい可能性があると思いました。認定日請求も検討する必要があると思いました。
受任してから請求までに行ったこと
初診の病院に認定日の診断書を依頼しましたが、症状が軽く年金を請求できる状態ではないと言われ事後重症請求をすることにしました。
心配していた傷病名に「うつ病・不安障害」と書いてあったのでほっとしました。
結果
無事に障害基礎年金の2級に認められました。安心して療養に専念して頂きたいと思います。
今回の請求で診断書の作成を依頼した病院は、なかなか診断書を作ってくれませんでした。ご家族様から医師に家での様子や症状を伝えてもらい何とか書いてもらえました。障害年金は障害を負ってしまった方の大切な生活保障です。病院や医師にも、障害年金の制度を充分に理解して協力して頂きたいと思います。