膵体部癌で障害基礎年金2級をもらったケース

相談時の状況(60代・女性) 

ご来所できないためご自宅にご訪問させていただきました。
長年、繊維筋痛症で通院されていらっしゃいました。血液検査で異常数値が出ましたが、持病である線維筋痛症が原因と診断されていたため、癌がみつかるのに時間が掛かってしまいました。ご相談時は息切れがし外出もできない状況でした。

社労士による見解

外出もできず、日常生活のほとんどをご家族に援助さており、通院も車で送迎し病院内は車イスで移動されている状態から一刻も早く請求が必要と感じました。

受任してから請求までに行ったこと

長年、線維筋痛症で病院を受診されていたので癌の初診日の確定に苦慮いたしました。
初回の請求で検査数値異常を初診として請求いたしましたが、相当因果関係がないと判断され、初診日を変更して再度請求しました。

結果

障害基礎年金の2級に認められました。

今回は、悪性腫瘍の請求で検査結果との因果関係が問題となりました。年金機構から初診日が変更されたため受給時期が遅くなってしました。2人に一人は癌になる時代です。癌と共存しながら社会生活を送れるような社会作りが大切なことと思います。医学論文などで因果関係が充分に認められているものは初診日の認定の緩和をしていただきたいと思いました。障害年金は初診日によって請求方法も変わってしまいます。是非、専門家にご相談ください。

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