相談者:30代 男性
傷病:身体表現性障害
相談時の状況
上司からパワハラをうけたことがきっかけで頭痛や腹痛、下痢、息苦しさなどの症状が出始、相談時は倦怠感や抑うつ状態がひどく何もできる状態ではないため、心配されたお父様が相談にみえました。
障害者手帳を取得した際の傷病名は身体表現性障害でした。
社労士による見解
身体表現性障害は障害年金を受給できる対象外の傷病名ですが、自宅での様子を聞き取りしたところ、抑うつ状態がひどいため 他の病気も併発しているのではないかと思いました。
受任してから請求までに行ったこと
身体表現性障害は障害年金を受給できる対象外の傷病名と言われていいます。
医師に確認して頂いたところ、うつ病も併発していることが分かりました。
必要な書類や診断書の依頼などの手続を、お父様がすべて協力してくださったお陰でスムーズに請求することができました。
結果
障害厚生年金の2級に認められました。
安心して療養に専念して頂き、1日も早く社会に復帰して頂きたいと思います。
身体表現性障害は、訴えに見合う身体的異常や検査結果がないにも関わらず、痛みや吐き気、しびれなど多くの身体的な症状が長い期間にわたって存在する病気です。
医療機関を転々としてしまう方も多く、精神科受診に至るまでかなりの時間が掛かってしまうことも少なくありません。
多くの方は身体症状のため仕事や家庭などにおける日常生活に支障が出ています。
ストレスや心理的、社会的要因が関係していると言われています。うつ病や不安障害などを併発することもあります。詐病や仮病とはちがいご本人は紛れもなくその身体症状による苦痛を感じているのです。