相談時の状況(30代・女性 神奈川県)
幼少期から落ち着きがありませんでした。友達と上手く関わることができず、学校ではいじめを受けました。母親との関係も悪く、些細なことでも怒鳴られたり物を投げられたりすることもありました。大学時代に不眠や気分の落ち込みがあったため精神科を受診すると、双極性感情障害と診断されました。しばらくは服薬治療を受けていましたが、就職を機に治療の必要を感じなくなり、通院を中断しました。その後しばらく通院せずに過ごしましたが、会社の人事異動をきっかけに不眠や無気力が生じるようになったため、再度精神科を受診すると反復性うつ病と診断されました。
社労士による見解
ご相談いただいた時点では、就労することができず、地域の相談支援センターの支援を受けている状態でしたが、先の見通しは立っていないようでした。引きこもり状態が続き、料理や掃除、洗濯などは行えず、家の中はゴミ屋敷状態で虫が湧いていました。一度通院を中断してから5年以上が経過していたため、社会的治癒の申し立てをした上で、障害厚生年金の認定日請求を行うこととしました。
結果
障害厚生年金2級に認められ、約115万円、遡及分として約181万円を受給することができました。