相談時の状況(50代・女性 静岡県)
見え難さを感じ始め病院を受診したところ、網膜色素変性症と診断されました。治療法がないと言われたため、しばらく通院はされていませんでしたが、徐々に見え難さが増し、仕事も続けられなくなりました。日常生活にも影響が出始めたことで再び受診され、網膜色素変性症に加えて緑内障と診断されました。虹彩切開術を受けられましたが、目の症状に変化はありませんでした。昼間でも一人での外出が困難で、暗い場所ではほとんど視界がない状態になり、家事や身の回りのこと全般にわたり、ご家族の援助が不可欠な状況で、障害年金のご相談に見えました。
社労士による見解
視界の悪さから就労も家事もままならず、一人での外出も困難でした。初診の病院にはカルテがなかったため、初診日を証明できるものがありませんでした。そこで、初めて障害者手帳を交付された際の診断書の情報公開開示請求を行い、初診日の確定をしました。書類を整備して、障害厚生年金の事後重症請求を行うことにしました。
結果
障害厚生年金1級に認められ、年額約175万円を受給することができました。