相談時の状況(20代・女性)
幼い頃は言葉の発達が遅く、オムツがなかなか取れませんでした。また、図形が理解できない、はさみを上手く使えないなどの空間認識能力の問題があり、小学校に入ってから小児科で検査を受けたところ、自閉症スペクトラム症、軽度知的障害と診断を受けました。その後、小学校で支援学級に転籍し、中学校でも支援学級に通学し、高校では高等養護学級に進学しました。卒業後は就労移行支援事業所を経由して障害者雇用で働いていました。事業所の相談員から紹介を受け、当センターに障害年金の相談に見えました。
社労士による見解
文章理解や2桁の計算などができず、日用品の購入などに支障がありました。日常生活は家族の援助を受けていました。仕事は障害者雇用で、十分な配慮を受けながら単純作業をしていました。障害基礎年金の認定日請求を行うことにしました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、82万円受給することができました。