相談時の状況(20代・女性)
子供が産まれてからパニック症状が出るようになりました。被害妄想や注察妄想が始まり、子育てができる状態ではなくなり、児童相談所に相談して子供を長時間保育園に預け支援を受けるようになりました。気分が落ち込むと1か月は横になったままになることもありました。特定の日に病院を受診できないため、受診できそうな日に旦那様が会社を休んで病院に付き添っていましたが、このままでは一家で生活が行き詰まってしまうことを心配した旦那様が、障害年金のご相談に見えました。
社労士による見解
ご本人様はパニック障害と対人恐怖があるため、旦那様から詳しくお話を伺ったところ、強い被害妄想があり、一人で外出することが出来ませんでした。また、金銭管理ができず、夫が自己破産してしまうほどお金を使ってしまうこともありました。被害妄想から易怒性が強く暴力的になることもありました。自己コントロールができていない状態が続き、家事はもちろんのこと、子育てにも大きな支障があり、認定基準に該当していると判断しました。初診調査をしたところ、初診の病院は廃院していましたが、カルテを引き継いだ病院に通院を続けていたため、障害認定日の診断書を作成してもうことができました。障害厚生年金の認定日請求を行う方針を立てました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、102万円、遡及529万円受給することができました。