相談時の状況(20代・男性)
小学校の時に家族や友達に対して暴力・暴言がひどく、手が付けられないほど暴れるようになり、4カ月ほど保護入院をしました。中学校では不登校になり家族に暴力をふるうため、何度か入院して治療を受けました。特別支援学校へ転校しましたが、学校でも問題を起こし続けていました。高校に進んでも、友達もできず、職業訓練も抜け出してしまうなど問題行動を続けていました。その後、専門学校に進み、先生のサポートを受けながら何とか卒業し、病気の特性を理解してくれる職場に就職しましたが、出社できないことも多く他の社員との意思疎通もできないことから、将来への不安を持ったご家族から相談がありました。
社労士による見解
衝動性が強く、感情のコントロールができないため家族も怯えながら暮らしていました。欲しいものがあると家族の財布からお金を盗むこともあり、欲求コントロールもできない状態でした。日常生活は全てにおいて家族の援助により成り立っているため、障害年金の請求が必要な方でした。20歳の誕生日で認定日請求を行いました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、77万円受給することができました。